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2022年 5月 5日 【脱丸暗記の方策】朝日
皆さんこんにちは!
担任助手1年の朝日です!
いやァとうとう5月ですね
だいぶ安定しない天気が続き
また連休などもあり
心身共に疲れがたまる時期だと思います。
しかし勉強で他と差をつけられるのも
この5月!
そう、ゴールデンウィークです。
ゴールデンウィーク、皆さんは
どんな過ごし方をしましたか?
単語の暗記を頑張ったという人も
いるかもしれません。
しかし、その暗記法、
本当に大丈夫でしょうか?
おそらく皆さんの中には、
“単語”→“意味”
のような憶え方をしている方も
おられるとおもいます。
では、それで憶えた単語、
実践で使えるでしょうか?
使える!という絶対の自信がある方は
ここでブラウザバックをし、
勉強に戻っていただきたいです。
さて、それでは本題に移りましょう。
まず、結論から申し上げますと、
単語はただ暗記しただけでは役に立たないのです。
は?と思われる方もいらっしゃると思います。
これは過去に
模試や実際の試験で出題された例ですが、
ある古文の問題で、
選択式で意味を答えさせる問題が出ました。
5つの選択肢の中には、
単語帳に載っている意味と
まったく同じ記述の選択肢が一つだけあり、
ほかの4つはすべて、
単語帳にその単語の意味としては
記述されていないものでした。
しかし、この1つだけ記述されていた選択肢
これは大間違いの選択肢でした。
実際の正解はほかの4つの中の一つで
単語帳の解説ではかすりもしていないものです。
これはいったいどういうことなのか?
キーになるのはその文脈です。
問題の中で聞かれているのは、
あくまでもその文脈にふさわしい単語の意味であり
「単語帳に載っている意味」ではないのです。
ここに気を付けないと、
とんでもないミスをすることになります。
ではどうするべきか?簡単です。
ちゃんと文章を読みましょう。
よく、古文は暗記ゲーなどという
愚かな考えを持った方がいますが、
暗記だけで誰でも行ける教科なら
出題しませんし、そもそも教育しません。
また、これは古文に限りません。
英語でも似たような問題が出題されることがあります。
「下線のひかれた部分と同じ意味を持つ単語を
次のうちから~」というような問題です。
英語でも、文脈によっては
同じような意味でもその単語は
ふさわしくない、とされたり、
はたまた、イメージ的には
こちらの単語があっている、
というようなアバウトなものがあったりと
丸暗記だけではどうにもなりません。
日本史や世界史では、
共通テスト・二次私大ともに詰みます。
断言できます。詰みます。
共通テストは以前のセンター試験とは違い、
思考力や事実認識がある程度なければ
解けない問題が炸裂します。
この際、「何が何年に起きた」
「何が誰によって起こされた」
などは憶えていても、
「なぜそれが起こったのか?」を
理解していなければ、
選択肢を絞ることすら困難となりえます。
また二次私大、特に国立大学の二次試験では
ある特定の分野における時代をめぐる変化
や
ある事件の起因や詳細
を書かせる記述が毎年出ています。
こちらは文脈というよりも、
潮流や思想、事件の性格の変化など、
時代の流れとつながりをつかむことが必要です。
ここまで長々と書きましたが、総じていえば、
大切なのはどれだけ覚えるかではなく
どれだけ理解するかなのです。
そのためにも、
国語や英語では読解力をつけるため
普段から文章を読んでおくこと。
おすすめはセンター試験の問題です。
日本史や世界史では流れをつかむために
普段の教科書や、余裕があれば「研究」のような教本を使い
理解に努めてください。
そしてどっちも、最後は実践が大切です。
ぜひとも、模試や問題集で
力を試してみてください。
それでは、また会いましょう。
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